ユニバーサル上映映画祭公式ブログ

ユニバーサル上映映画祭の詳細な情報を公開しております。

大変名誉な表彰、ダブル受賞

 この度、内閣府法務省より表彰していただきました。
法務省からは、北海道ユニバーサル上映映画祭実行委員会として、平成29年度「人権擁護功労賞」法務大臣表彰(ユニバーサル社会賞)受賞。
法務省ホームページ
http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisho06_00478.html

内閣府からは、個人(島信一朗)の活動のユニバーサル映画祭の継続開催も含めたインクルージョンの取り組みとして、平成29年度「障害者関係功労者」内閣総理大臣表彰受賞。
首相官邸ホームページ
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201712/05hyoshoshiki.html

改めまして、皆様のご支援・ご協力に、心より感謝申し上げます。

 (内閣府公表資料より引用)
・受賞理由
「地域社会のユニバーサルデザイン化を幅広く実践し、映画祭の継続開催をはじめとして、障害の有無を問わず、誰もが尊厳を持ち、尊重し合い、自分らしく生きるインクルージョン社会構築の取り組みを先導的に継続している。」

今回の受賞は、第9回国土交通省バリアフリー推進功労者大臣表彰(平成27年度)
に続いての受賞となります。
以下サイトが国土交通大臣表彰の授賞式です。
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/barrierfree/sosei_barrierfree_tk_000070.html

 今後とも変わらぬお力添えの程何卒よろしくお願い申し上げます。 島 信一朗 拝

函館上映会無事終了

 11月26日(日)、函館市総合福祉センターにおきまして開催させていただきました、第12回北海道ユニバーサル上映映画祭in函館、お陰様をもちまして、無事終了させていただくことができました。
 ご参加・ご協力をいただきました皆さま、まことにありがとうございました。
 以下には、当日アンケートの集計結果を掲載させていただきます。
 今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

第12回北海道ユニバーサル上映映画祭in函館アンケート結果
 会期:2017年11月26日(日)
 会場:函館市総合福祉センター

回答数:40名

1.居住地域について
 □函館市///// ///// ///// ///// ///// ///// //// 34   
 □北斗市//// 4   
 □七飯町   
 □左の3市町以外の道南地域// 2
 □道南以外の北海道
 □その他

2.年齢について
 □10歳未満 
 □10代 
 □20代//// 4 
 □30代/// 3 
 □40代///// // 7 
 □50代///// ///// 10 
 □60代///// ///// 10 
 □70代///// 5  
 □80代 
 □90歳以上/ 1

3.映画祭の参加回数について
 □1回目///// ///// ///// / 16   
 □2回目///// // 7   
 □3回目//// 4  
 □4回目/ 1  
 □5回以上///// ///// / 11

4.映画祭の参加理由について(複数回答可)
 □観たい映画があったから///// ///// ///// /// 18
 □シンポジウムに興味があったから///// //// 9
 □作品展に興味があったから/ 1
 □その他///// ///// / 11
 ・ユニバーサル上映映画祭に感心があるから。
 ・ユニバーサル映画祭に興味があったから。
 ・手話サークルですすめられた。
 ・同僚のすすめ。
 ・友人にすすめられて。
 ・娘にすすめられて。
 ・知りあいにさそわれて。
 ・保育室を頼まれていたから。

5.映画祭情報について
 ●本日の映画祭を何で知りましたか?
 □当会からの案内///// ///// // 12  
 □知人・友人///// ///// ///// 15   
 □ポスター・ちらし///// ///// // 12 
 □学校// 2
 □新聞など報道機関の案内、記事/// 3   
 □SNSツイッターフェイスブックなど)
 □その他// 2
  ・手話サークル。
  ・ボランティアの会で。

6.映画について
(1)上映作品の満足度
  
 満足///// ///// ///// ///// ///// ///// /// 33
 ・性同一性障害についてもっと発信し、理解を広めていきたいですネ!  
 やや満足// 2 
 普通/// 3  
 やや不満 
 不満

(2)今後上映してほしい映画名をご記入ください。
 ・ケアニン。
 ・視覚障害のある方の半生をつづった映画を上映していただければと思います。
 ・まだ思いつきません。
 ・すぐに思いつかず。
 ・ひかり(ナガセマサトシ(?)主演)
 ・ショーシャンクの空に
 ・蜩の記。
 ・ハイジ。
 
7.映画祭の満足度について
 満足///// ///// ///// ///// //// 24  
 やや満足///// /// 8  
 普通// 2 
 やや不満/ 1
 ・お客様をもっと集客してほしい。 
 不満

8.映画のユニバーサル環境について
 ●日本語字幕について

①日本語字幕の表示 
 役に立った///// ///// ///// ///// ///// //// 29  
 役に立たなかった  

②字幕の位置    
 ちょうど良い///// ///// ///// ///// ///// //// 29  
 上すぎる 
 下すぎる 
 右すぎる 
 左すぎる 

③字幕の大きさ   
 ちょうど良い///// ///// ///// ///// ///// // 27  
 小さい/ 1 
 大きい 

④字幕の見やすさ  
 見やすい///// ///// ///// ///// ///// / 26 
 見にくい// 2
 ・うしろの画面と混然となるときがあった。 

●音声ガイドについて
 ・使用していない。

①音声ガイド    
 役に立った///// ///// /// 13  
 役に立たなかった 

②音の大きさ    
 ちょうど良い///// ///// //// 14 
 小さい/ 
 大きい/ 

③音の入るタイミング
 ちょうど良い///// ///// ///// / 16  
 遅い 
 早い 

●ミュージックサイン(挿入曲の雰囲気や背景の音を伝えるためのサイン)について

①ミュージックサイン  
 役に立った///// ///// ///// /// 18  
 役に立たなかった// 2 

②表現について     
 分かる///// ///// ///// ///// 20  
 分からない///// 5
 

●(映画のユニバーサル環境に関して)その他お気づきの点をご記入ください。
 ・実行委員会おまかせ。
 ・今回初めて知りました。
 ・初経験。
 ・映画に関するフォローはすごくよかった。
 ・この映画を観ている途中で、「不都合な真実」ということばが浮かびました。このことばは逆説的に言っていることばです。そしてこの映画から浮かんだ感想は、"真実は不都合ではない"ということ。その真実を"編み込んでいくこと"が様々な人々が共に生きていくことと思いました。

9.映画祭企画について意見・感想。
 ・学生参加シンポは新しい企画。素直でした。
 ・よい試み。

10.当日プログラム(配布資料)について

①見やすさ
 見やすい///// ///// ///// / 16
 普通///// ///// 10 
 見にくい

②文字の大きさ
 大きい//// 4
 ちょうどいい///// ///// ///// //// 19  
 小さい/ 1

③ルビ
 必要///// //// 9
 どちらでもよい///// ///// /// 13
 必要ない/ 1 

11.その他の配慮(要約筆記、手話通訳、磁気ループ等)について、ご意見・ご感想をご記入ください。
 ・いつものことですが、まとまってよくやっています。
 ・初経験。
 ・字幕は難聴者にとって、すごく助かりました。
 ・皆様に感謝です。
 ・とても良かったです。

12.その他、映画祭へのご意見・ご感想をご記入ください。
 ・ありがとうございました。座布団もありがとう。
 ・今回初めてユニバーサル映画祭に参加させて頂きました。また機会があれば参加したいです。
 ・ごくろうさん。
 ・素晴らしい会に参加させていただき、ありがとうございます。
 ・LGBTの方々が他の方々と同じく暮らせるようになったらいいと思います。
 ・録音(盲人用)のボランティアをしているので、どういう風な音声ガイドになっているか興味があったのですが、特別にスマホ等で聞くと会場で知りました。残念でした。
 ・意欲的試みに拍手。
 ・音声案内を聞きたかった。(クローズドだったため)
 ・映画も良かったですし、どのような方も見やすい、わかりやすい、とても良い映画祭だと思いました。もっと多くの人に知ってほしいと思いました。
 ・来年も参加します。
 ・もっとたくさんの映画を紹介してほしい。古い映画(とらさんとか)でもいいのではないでしょうか。
 ・引き続きの開催を強く望みます。

函館上映会タイムテーブルと作品紹介

タイムテーブル 
 9:30~ 開場
 9:45~ 「彼らが本気で編むときは、」 第1回目上映(127分)
  12:30~ 学生主体企画「『ふつう』ってなんだろう グループディスカッション」
                                (60分)
  13:45~ 「彼らが本気で編むときは、」 第2回目上映(127分)


上映作品紹介 

 映画「彼らが本気で編むときは、」公式サイト 生田斗真主演。2017年2月 ...  

http://kareamu.com/


 優しさに満ちたトランスジェンダーの女リンコ(生田斗真)と彼女の心の美しさに惹かれ、すべてを受け入れる恋人のマキオ(桐谷健太)。そんなカップルの前に現れた、愛を知らない孤独な少女トモ(柿原りんか)。本当の家族ではないけれど、3人で過ごす特別な日々は、幸せに満ちた素晴らしい時間だった・・。
 桜の季節に出会った3人が、それぞれの幸せを見つけるまでの心温まる60日。

 映画「彼らが本気で編むときは、」公式サイト ストーリー紹介ページ 

http://kareamu.com/about/story.html

函館上映会学生企画

学生主催企画①
『ふつう』ってなんだろう―多様性から考える グループディスカッション
 12時30分~13時30分

概要
 午後12時30分より来場者参加型のグループディスカッションを行います。映画鑑賞後にテーマの「多様性」について、各グループで考えを話し合い、その後会場全体でも共有を行います。
 全体進行と各グループのファシリテーターは教育大学の学生が行い、1グループ6名程度のグループをつくり、それぞれの意見を出し合います。

学生主催企画②
ユニバーサル上映について知ろう ポスターセッション

概要
 上映ホール外で、『ユニバーサル上映とは?』というテーマで、音声ガイド、日本語字幕、ミュージックサインについてのポスターセッションブースを設置し、学生担当者の説明を通してユニバーサル上映を知っていただこうという内容になっています。

 

ユニバーサル函館上映会開催のごあいさつ(学生実行委員長)

 北海道教育大学函館校の「地域プロジェクト」2期生メンバーをまとめてくれていた渡部実行委員長のごあいさつ文です。
 こちらも当日配布パンフ掲載用の文章になります。


   ご挨拶
          北海道ユニバーサル上映映画祭in函館 実行委員長 渡部 哲真
                  (北海道教育大学函館校国際地域学科 3年)


 本日は、第12回北海道ユニバーサル上映映画祭函館上映会にご来場いただき、誠にありがとうございます。
 北海道教育大学函館校国際地域学科には、地域の活性化や再生に取り組んでいる地元の企業、団体、組織と連携し地域課題の解決を目指しながら、そこに学び、貢献していくことを目的とした科目「地域プロジェクト」が開設されております。私たちは、この授業の一環として、昨年10月から北海道ユニバーサル上映映画祭実行委員会との連携・協働のもと、ユニバーサルな環境に配慮した上映会の開催に取り組んで参りました。地域プロジェクト一期生が運営した去年の函館上映会、そして今年の七飯、北斗上映会、この三つの経験を踏まえて私たちはノウハウを勉強し、その成果を発揮できるのが今日この場所で最初で最後となります。地域プロジェクトのメンバーと事務局の皆様それぞれが今日という日を迎えるために日々活動に取り組んで参りました。そんな私たちが積み重ねてきた思いが皆さんに伝われば幸いです。今回の函館での上映会も、去年の函館での上映会と同じように学生が主体となって準備や運営を行っています。その成果であるこれまでの映画祭、上映会の雰囲気に加え、学生の力というものを感じていただけたらとても嬉しいです。
 最後になりますが、この場をお借りして本日の函館上映会の開催にあたり、ご支援・ご協力・ご協賛いただきましたすべての皆様に心より感謝申し上げます。皆様のお力添えがなければ、このような形での函館上映会開催には至らなかったと思います。本当にありがとうございます。これを機に、本日ご来場の皆様が北海道ユニバーサル上映映画祭の今後の活動にご注目してくださることを願っております。

 

ユニバーサル函館上映会開催のごあいさつ

 11月26日開催、ユニバーサル函館上映会の当日配布パンフレットより、主催者あいさつ文を掲載させていただきます。


   ごあいさつ
             北海道ユニバーサル上映映画祭 実行委員会 代表 島 信一朗

 本日は第12回北海道ユニバーサル上映映画祭函館上映会にお越しいただき、まことにありがとうございます。
 北海道教育大学函館校の学生たちが、本映画祭実行委員会に主体的に参画する「地域プロジェクト」がスタートして2年目。今年も2期生の学生たちが中心となって上映作品の選定・企画立案から当日運営にいたる様々な役割の一翼を担ってきました。
 今年の学生たちが打ち出した上映企画のテーマは「多様性」です。この実に遍(あまね)くも且つ奥行きの深いテーマを、映画「彼らが本気で編むときは、」に秘められた大切なメッセージと共に、テーマに込めた学生たちの真摯な思いを感じ取っていただけますと幸いに存じます。
 「ユニバーサル」の意は普遍、全ての事物に共通する性質のこと。私たち人間にとってのユニバーサルは、障害健常、年齢性別、子供からお年寄りに至る全ての人が皆一人一人違う存在であるということ。そして、同時に誰もが皆等しくかけがえのない大切な存在であるということです。北海道ユニバーサル上映映画祭は、これまでの12年間、この「ユニバーサル」の意からたくさんの学びを得て、今日まで地域で支えてくださる多くの皆様に育てていただきました。
 本開催では、未来の宝である若い世代の人達が中心となって、テーマの「多様性」について考える機会を提供し、それぞれに自分と違う他者を肯定的に認め合い、大切な存在として尊重し合う経験から、たくさんの学びと気づきを共有させていただけますことに、実に感慨深い嬉しさを感じております。
 また、学生たちが今回の上映作品に選んでくれた映画「彼らが本気で編むときは、」は、しっかりとしたぶれない一本の芯が通った実に味わい深い作品です。ぜひ名作の深味ある感動を余すことなくお楽しみいただき、そしてその余韻を大切な誰かと共有して、ぜひ「多様性」について語り合う機会にしていただけますと大変幸甚に存じます。
 結びに、本上映会開催に際し、格別なるご理解・ご支援・ご協力を賜りました皆様に対しまして、衷心より厚く御礼申し上げます。 本日はまことにありがとうございました。