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ユニバーサル函館上映会開催のごあいさつ

 11月26日開催、ユニバーサル函館上映会の当日配布パンフレットより、主催者あいさつ文を掲載させていただきます。


   ごあいさつ
             北海道ユニバーサル上映映画祭 実行委員会 代表 島 信一朗

 本日は第12回北海道ユニバーサル上映映画祭函館上映会にお越しいただき、まことにありがとうございます。
 北海道教育大学函館校の学生たちが、本映画祭実行委員会に主体的に参画する「地域プロジェクト」がスタートして2年目。今年も2期生の学生たちが中心となって上映作品の選定・企画立案から当日運営にいたる様々な役割の一翼を担ってきました。
 今年の学生たちが打ち出した上映企画のテーマは「多様性」です。この実に遍(あまね)くも且つ奥行きの深いテーマを、映画「彼らが本気で編むときは、」に秘められた大切なメッセージと共に、テーマに込めた学生たちの真摯な思いを感じ取っていただけますと幸いに存じます。
 「ユニバーサル」の意は普遍、全ての事物に共通する性質のこと。私たち人間にとってのユニバーサルは、障害健常、年齢性別、子供からお年寄りに至る全ての人が皆一人一人違う存在であるということ。そして、同時に誰もが皆等しくかけがえのない大切な存在であるということです。北海道ユニバーサル上映映画祭は、これまでの12年間、この「ユニバーサル」の意からたくさんの学びを得て、今日まで地域で支えてくださる多くの皆様に育てていただきました。
 本開催では、未来の宝である若い世代の人達が中心となって、テーマの「多様性」について考える機会を提供し、それぞれに自分と違う他者を肯定的に認め合い、大切な存在として尊重し合う経験から、たくさんの学びと気づきを共有させていただけますことに、実に感慨深い嬉しさを感じております。
 また、学生たちが今回の上映作品に選んでくれた映画「彼らが本気で編むときは、」は、しっかりとしたぶれない一本の芯が通った実に味わい深い作品です。ぜひ名作の深味ある感動を余すことなくお楽しみいただき、そしてその余韻を大切な誰かと共有して、ぜひ「多様性」について語り合う機会にしていただけますと大変幸甚に存じます。
 結びに、本上映会開催に際し、格別なるご理解・ご支援・ご協力を賜りました皆様に対しまして、衷心より厚く御礼申し上げます。 本日はまことにありがとうございました。