インクルージョンの本質

インクルージョンの本質
【普遍的四つの人間観】
一 ひとりひとりは掛け替えのない存在。全てが代用の利かない大切な存在。
　全ての命は尊きもの。あるがままこそが美しく、光り輝く。
　『尊厳』／「ありがとう！命よ！！」

一 ひとりひとりは、同じ存在ではない。皆違う存在。
　固有の良さや持ち味・得て不得手・向き不向きを有することが当たり前。尊き命の輝きは全て違う輝きを放つ。
　『尊重』／「自分らしさの美しさ！」

一 人間は決してひとりでは生きていけない存在。
　誰しも支え合い・補い合い・認め合い・信じ合い・助け合いの中に存在し、心と心の育み合いの中に生きる。命の存在は心の事象。
　『共存』／「生かされあう瞬間・瞬間の素晴らしさ！！」

一 人間は繋がりの中で生きていく存在。
　繋がりは、同情や哀れみ・優劣ではなく、対等な心の結びつきにより広がる。一人じゃない心の温もり、生きている手ごたえを分かち合いながら。
　私たち人間は、皆違う存在・凸凹した不揃いな存在・不完全な存在。そして等しく価値ある存在。だからこそ無理なく繋がり合える。身近に触れ合う機会があるだけで、傍にいるだけで自然に繋がり合える。互いを知り、違いを祝福し、他者と自己を肯定し、認め合う心をつむぎながら。
こうして私たちの命の輝きは、心ひとつになる瞬間、いきいきとした光りを放ち、幾重もの眩い煌きとなって、共に生きる世界をどこまでも明るく照らす。
　『共生』／「共に生きる仲間」

　　　　　　　ソーシャル・インクルージョン・プロジェクト ２０１７
　　　　　　　　　島　信一朗