ユニバーサル上映映画祭公式ブログ

ユニバーサル上映映画祭の詳細な情報を公開しております。

北海道意思疎通支援条例・手話言語条例~道民フォーラム~ 函館

 道庁との共催で開催する本上映会、14時50分より以下のように「道民フォーラム」をおこないます。
 映画鑑賞に引き続きご参加いただけますと幸いです。
 開催内容は次の通りです。

【北海道主催】
北海道意思疎通支援条例・手話言語条例~道民フォーラム~
 <北海道教育大学函館校「地域プロジェクト」学生企画・プレゼン>
・テーマ
 多様なコミュ二ケーション手段の可能性 「差別解消・合理的配慮について考えよう」

【企画1】 アイスブレイク~ジェスチャーゲーム~
様々な方が参加する映画祭。初対面の人同士が出会う時は緊張するのはあたりまえ。
ここではジェスチャーゲームを通じ、多様なコミュニケーション手段を介し、集まった人や雰囲気を和ませながら合理的配慮の大切さを学ぶ。
(詳しいゲームの説明は企画開始時に行います。)
【企画2】 トークセッション 「こんなところが暮らしにくいぞ 北海道 ~インクルーシブ社会実現への処方箋~」
 意思疎通支援条例・手話言語条例の制定を切り口とし、インクルーシブ社会に向けての北海道の現状や改善点、今後の方針について、北海道教育大学函館校の学生が、道庁の方や障害当事者の方にお話を伺う。

~登壇者~
  函館聴覚障がい者協会 事務局長        山本 真一 氏
  北海道保険福祉部 障がい者支援担当局長    植村 豊 氏
   同  福祉局 障がい者保健福祉課主幹    加藤 直樹 氏
  北海道ユニバーサル上映映画祭実行委員会代表  島 信一朗 氏
~進行・ファシリテーター
  北海道教育大学函館校3年          古坂 桃 氏・湯澤 京加 氏

第13回 北海道ユニバーサル上映映画祭函館上映会開催日程案内

●会期:2018年11月18日(日)
●会場:函館市総合福祉センター5階多目的ホール
●タイムテーブル
10:00~11:45 「エール!」 第1回上映
13:00~14:45 「エール!」 第2回上映 
14:50~16:20 道民フォーラム  
【企画1】アイスブレイク~ジェスチャーゲーム~ (14時55分頃から20分程度)
多様なコミュニケーション手段を知ろう
【企画2】トークセッション (15時20分ごろから60分程度)
 学生企画 「こんなところが暮らしにくいぞ 北海道 ~インクルーシブ社会実現への処方箋~」 
 <北海道教育大学函館校「地域プロジェクト」企画・プレゼン>

●シネマカフェ
 同会場5階休憩スペース内にて開設します。
 出店:ToMoハウス
 開設時間:11:00~16:00
・ メニュー
 ホットコーヒー
 チーズケーキ
 パウンドケーキ(プレーン、黒糖、チョコチップ

第13回北海道ユニバーサル上映映画祭in函館

開催日:2018年11月18日(日)
会 場:函館市総合福祉センター5階多目的ホール
    (函館市若松町33-6)
●タイムテーブル
午前の部
9時30分 開場
10時00分 「エール」1回目上映(105分)
午後の部
13時00分 「エール」2回目上映 (105分)
14時50分 「北海道意思疎通支援条例・手話言語条例 道民フォーラム」
     企画・進行:北海道教育大学函館校「地域プロジェクト」
     テーマ:多様なコミュニケーション手段の可能性「差別解消・合理的配慮について考えよう!」
     内容:ご挨拶及び行政説明(北海道より)・ジェスチャーゲーム(函協大地域プロジェクト学生プレゼン)・ゲストトーク ほか
16時20分 道民フォーラム終了
◆上映作品紹介
 『エール!』(原題:La Famille Belier)
・ストーリー  フランスの田舎町。酪農を営むベリエ家は、高校生のポーラ以外、父も母も弟も全員耳が聴こえない。 美しく陽気な母、熱血漢な父とおませな弟。一家の合い言葉は、"家族はひとつ"。オープンで明るく、仲のいい家族だ。ある日、ポーラの歌声を聴いた音楽教師はその才能を見出し、パリの音楽学校のオーディションを受けることを勧める。夢に胸をふくらませるポーラだったが、彼女の歌声を聴くことができない家族は、彼女の才能を信じることもできず、もちろん大反対。夢に向って羽ばたいてみたい、だけど私がいなくなったら…と、ポーラは悩んだ末に、夢を諦める決意をするのだが…
 監督:エリック・ラルティゴ『プレイヤー』
 出演:ルアンヌ・エメラ ほか
 配給・提供:クロックワークス、アルバトロス・フィルム
 上映時間:105分
 2014年/フランス映画/アメリカン・ビスタ
 (C)2014-Jerico-Mars Films-France 2 Cinema-Quarante 12 Films-VendOme Production-Nexus Factory-Umedia
・オフィシャルサイト  http://air-cinema.net/about.php

 

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 第13回北海道ユニバーサル上映映画祭北斗上映会 共同開催  ~つなげよう!支え愛の輪!!~ ふれあい福祉まつりin北斗

 第13回北海道ユニバーサル上映映画祭北斗上映会 共同開催 
~つなげよう!支え愛の輪!!~
ふれあい福祉まつりin北斗


 期日:9月22日(土) 午前10時~午後2時
 開場:北斗市総合文化センター かなで~る
主催:北斗市社会福祉協議会 北斗市福祉まつり実行委員会
【催し内容】
 ・体験コーナー
  餅つき体験、盲導犬ふれあい体験、車いす試乗体験、ボッチャ体験、ふまねっと活動上映・体験、臨床美術
 ・縁日コーナー
  やきとり、くじ、スーパーボールすくい、飴玉すくい、かき氷、ポップコーン
 ・相談コーナー
  薬剤師による相談、介護に関する相談
 ・健康チェックコーナー
  脳年齢系、メタボリ先生、体組成計
  ・赤い羽根チャリティーカラオケ大会
 ・イヌ・ネコ譲渡会
 ・日赤救急法
 ・炊き出し、 防災マスター 
 ・おもちゃ作り 
 ・マジックショー
 ・遊び場コーナー
 ストラックアウト、カローリング、ラダーゲッター
 ・展示・出店コーナー
  車いす展示、ふまねっとパネル展示、おしま菌床きのこセンター産しいたけ販売、福祉車両展示、授産施設製品販売
 ・食堂コーナー
  カレーライス、焼きそば など
 ・スタンプラリーで景品GET
 ・福祉まつりの最後には「お楽しみ抽選会」(スタンプラリー参加者)
 ・ずーしーなまものどぉーむ(雨天時は中止)

第13回北海道ユニバーサル上映映画祭in北斗

第13回北海道ユニバーサル上映映画祭in北斗
会期:2018年9月22日(土)
会場:北斗市総合文化センターかなで~る
上映映画タイトル「人生フルーツ」
(C)東海テレビ放送


タイムテープル
 9:40 開場
10:00 第1回目上映(91分)
12:30 第2回目上映(91分)
(第2回目上映には、ミュージックサインはつきません)
14:30 第3回目上映(91分)
16:01 終了予定

上映作品紹介
上映映画タイトル「人生フルーツ」

第91回キネマ旬報ベスト・テン 文化映画第1位
第32回高崎映画祭 ホリゾント賞
平成29年度文化庁映画賞 文化記録映画優秀賞

ナレーション 樹木希林(きき きりん)
監督 伏原健之(ふしはら けんし)

津端修一(つばた しゅういち)さん90歳、英子(ひでこ)さん87歳
風と雑木林と建築家夫婦の物語

風が吹けば、
枯葉が落ちる。
枯葉が落ちれば、
土が肥える。
土が肥えれば、
果実が実る。
こつこつ、ゆっくり。
人生、フルーツ。

ふたりのプロフィール

英子さん
1928年1月18日生まれ。愛知県半田市の老舗の造り酒屋で育つ。27歳で修一さんと結婚し、娘2人を育てる。畑、料理、編み物、機織りなど、手間ひまかけた手仕事が大好き。

修一さん
1925年1月3日生まれ。東京大学を卒業後、建築設計事務所を経て、日本住宅公団へ。数々の都市計画を手がける。広島大学教授などを歴任し、自由時間評論家として活動。

むかし、ある建築家が言いました。家は、暮らしの宝石箱でなくてはいけない。

愛知県春日井市高蔵寺ニュータウンの一隅。雑木林に囲まれた一軒の平屋。
それは建築家の津端修一さんが、師であるアントニン・レーモンドの自邸に倣って建てた家。四季折々、キッチンガーデンを彩る70種の野菜と50種の果実、妻・英子さんの手で美味しいごちそうにかわります。刺しゅうや編み物から機織りまで、なんでもこなす英子さん。ふたりは、たがいの名を「さん付け」で呼び合います。
長年連れ添った夫婦の暮らしは、細やかな気遣いと工夫に満ちていました。
そう、「家は、暮らしの宝石箱でなくてはいけない」とは、モダニズムの巨匠ル・コルビュジエの言葉です。
 かつて日本住宅公団のエースだった修一さんは、阿佐ヶ谷住宅多摩平団地などの都市計画に携わってきました。1960年代、風の通り道になる雑木林を残し、自然との共生を目指したニュータウンを計画。けれど、経済優先の時代はそれを許さず、完成したのは理想とはほど遠い無機質な大規模団地。修一さんは、それまでの仕事から距離を置き、自ら手がけたニュータウンに土地を買い、家を建て、雑木林を育てはじめました-。あれから50年、ふたりは、コツコツ、ていねいに時をためてきました。そして、90歳になった修一さんに新たな仕事の依頼がやってきます。

 本作は東海テレビドキュメンタリー劇場第10弾。ナレーションをつとめるのは女優・樹木希林
ふたりの来し方と暮らしから、この国がある時代に諦めてしまった本当の豊かさへの深い思索の旅が、ゆっくりとはじまります。

ユニバーサル上映 ボランティアスタッフ募集!!

 北海道ユニバーサル上映映画祭では、ミュージックサインや音声ガイド、日本語字幕などのユニバーサル上映環境の作成は、ボランティアスタッフによる手作りでおこなっています。

 ただ今ご協力いただけるミュージックサインのボランティアスタッフ 大募集いたしております。

 ぜひ一緒に、ミュージックサインの作成・出演をおこなってみませんか?

※ ミュージックサインとは、映画から流れてくる音をスクリーンの横でリアルタイムに手話やボディージェスチャーによって情感豊かに表現するものです。
 音から感じる喜怒哀楽を視覚化し、映画の芸術性を立体的に相乗していきます。
 セリフ以外の効果音などの音情報には、無意識の感覚レベルでストーリー性に起伏や色彩を添え、感動を相乗させてくれる大切な効果がありますが、ミュージックサインはそれを視覚的情報として補っていくもので、聴覚障害者のみならず、聞こえる・聞こえないにかかわらずさりげなく感動を引き立ててくれるツールとして楽しんでいただくものです。

 ぜひ一緒に感動を分かち合いましょう!!

 ご協力の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

◆各種ユニバーサル環境の紹介
日本語字幕・音声ガイド・ミュージックサイン・補聴援助システム(ヒアリングループ席)・車いす席・託児所・手話通訳・要約筆記(文字通訳)などなど

◆申し込み・問い合わせ先
 北海道ユニバーサル上映映画祭 島まで
 メールアドレス  <inclusion_jp@ae.auone-net.jp>

 

新たなる文化創成

【ユニバーサル上映映画祭にみる映画芸術の文化性】


・感動を分かち合う人と人との繋がりの中に育まれてきた文化性  
 映画は感動の余韻を分かち合い・語り合うことで歴史的に発展してきた文化。私たちは総合芸術である映画分かのユニバーサル(普遍性)の可能性を追求し、ユニバーサル上映という環境が新しい文化として創造されることを願っています。


・ユニバーサル上映環境の作成過程に見る文化性
 音声ガイドやミュージックサインなどのユニバーサル上映環境を作製する上で、視覚障害者や聴覚障害者の隣に寄り添い、一緒に感動を分かち合うことをイメージしながら、一つひとつの映画を深く読み解き、手作りで丁寧に作り上げてきました。 その実践を通して、映画作品に込められた凝縮された圧倒的なエネルギーに触れ、その度に総合芸術である映画の文化性の奥深さに出会わせていただくこととなりました。
 目から入る情報と耳から入る情報を透明化した時、その行間や背景にある感動の本質がはっきりと見えてくる・聞こえてくるのです。
 これは映画は目で見るものではない。音楽は耳で聞くものではない。心で感じるものだということの核心です。 総合芸術である映画に凝縮されたエネルギーは、決して表面的な感覚で感じるものではなく、人間の本質的なところ、心の深いところを揺れ動かしてくれるのです。
 そして、この感動の波動は、自分一人だけの心に収められない余韻となって、 大切な誰かと共有したくなる気持ちが自然と込み上げてくるのです。
 私たちは、大切な仲間である視覚障害者や聴覚障害者と一緒に感動を分かち合いたいという気持ちで寄り添う実体験を通じて、この大切なことに気づかせていただくことができました。 このように映画の歴史は、一人で鑑賞して完結してしまうものではなく、感動の余韻を分かち合い・語り合うという人と人との繋がりを作り出すことで発展してきた実に奥深い文化なのです。


・会場全体に優しく広がる感動の波紋
 音声ガイドや日本語字幕、ミュージックサインなどのユニバーサル上映環境を、鑑賞する全ての人と共有するという映画鑑賞の実践は、何とも言えない不思議な感動体験を私たちに与えてくれるのです。
 感動のシーンで心が震えるような瞬間。その時、同じ瞬間を同じ会場の中で色々な人たちと共有しているのだ…。目の見えない人や耳の聞こえない人たちと一緒に、同じ感動の瞬間に共に涙したり・笑顔になったりしているのだということが、わずかにでも意識のどこかにあることによって、不思議と柔らかな気持ちが心の中に広がり、一層感動を相乗させてくれるのです。そして、その波動は会場全体の空気と共鳴して、大きなスクリーンの中に引き込まれていくのです。

 正にこれは映画文化の原点、感動を分かち合う喜びが波紋のように広がり、まるで時空をも超えて人と人とが繋がり合えるという手ごたえそのものであると言えるのかもしれません。

 

・象徴的ラストシーン
 エンディング時、感動のラストシーンの余韻が柔らかな波紋のように会場全体を包み込む中、エンドロールが流れ、ラストの音楽が流れてもほとんど席を立つ人はおりません。そして、その直後場内の照明が暗転した時には、どこからともなく「パチパチパチ」と自然と拍手が沸き上がってくるのです。この瞬間は、ユニバーサル上映ならではの象徴的な一コマ。実に会場全体の空気が優しさに包まれる何とも言えない瞬間です。


・製作過程に凝縮されるエネルギー
 映画製作の出発点は脚本に始まり、製作に携わる何百・何千・何万もの人の思いが凝縮されて一つの作品が完成します。それを100分程の尺の中にギューッと凝縮してまとめ上げるのが監督ということになります。
 これはオーケストラの演奏に良く類似しています。
 作曲家が脚本家であり、一つ一つの色彩に富む重層的な音色を瞬間・瞬間の中にまとめ上げるのが監督に当たる指揮者です。
 どちらも底知れぬ感動が人の心を打つのは、全体の力が一点に収束されている証であるのだと確信します。
 そして、この圧倒的なエネルギーは、決して目に見えるものではなく、また耳で聞けるものではなく、また手にふれられるものではありません。心でこそ感じられるものなのです。


・ユニバーサルの価値形成
 北海道ユニバーサル上映映画祭では、「見えない人には音声ガイドを」・「聞こえない人には字幕を」・「車いすの人には車いす席を」という補完的な環境を特別に準備するのではなく、あくまでも全ての人にとって有用な環境として、当たり前に共有できる環境をスタンダードとしています。さらには、このユニバーサル上映という映画鑑賞スタイルが新しい文化として創造されることを願っています。
 そして、そこに社会がまだ気がつけていない価値を見い出していくことができたならば…、その喜びを共有することができたならば…、この上ない幸せです。
 それは、「障害」は社会にとって決して特別なことではなく、普遍的事象であって、むしろ今の世にこそ必要な大切な気づきを得る価値あることであるのだということを意味し、これが同時に『インクルージョン』の本質的な価値観なのです。
「私は今の環境(社会)に適合できるのか?」ということを問うのではなく「共に喜びを分かち合うためにはどうすれば良いのか?」、「特徴に合った環境にするためにはどうすれば良いのか?」という方向に世の中の思考とエネルギーをどれだけ注げているかということが問われていかなければならないのです。環境は先にありきではありません。喜びを分かち合うため心を寄り添わせる機会さえあれば、環境は自ずと作られていきます。社会のありようも同様に。
 これが『インクルージョン』が示唆する社会の豊かさ、エクスクルード(排除)を生み出さない豊かな社会のあるべき姿なのです。